博多阪急ART CUBE: 国盛麻衣佳

期間
2025.2.12-4.1

作家名
國盛 麻衣佳(Kunimori Maika)

作品名
『炭鉱夫とアフター炭鉱夫』

素材技法
石炭人形:石炭ピッチ
石炭灰人形:石炭・石炭灰・鉱泉・その他

サイズ
150×100×190mm
制作年
石炭人形:戦後(年代不明)
石炭灰人形:2025年

●アーティストメッセージ
石炭の町、福岡県大牟田市で生まれ育ちました。 先代が炭鉱関係の仕事をしていたこともあり、石炭などを素材に制作をしています。 上の『石炭人形』はかつて三池炭鉱が創業した頃に、働く姿の土産品として石炭ピッチで作られました。それを受けて筆者は、閉山後の今、仕事を終えた炭鉱夫の姿を制作しました。 彼らが仕事を終えて一番に望んだことは、煙草と風呂に入ることでした。 死と隣併せの坑内から解放された姿を、石炭が燃えたあとの灰で表現しています。

國盛 麻衣佳(Kunimori Maika)/アーティスト
●プロフィール
大牟田市生まれ・東京都在住
女子美術大学美術学科洋画卒、東京芸術大学大学院修士課程美術研究科壁画専攻卒、九州大学大学院芸術工学府環・遺産デザインコース卒
●主な展覧会
2018年 『藝術生活宣言-だって楽しいんだもん!-』九州芸文館(筑後市)
2021年 直方市石炭記念館開館50周年記念『黒ダイヤにまつわること』直方谷尾美術館(直方市)
2023年 國盛麻衣佳・Olectronica『記憶への手つき Handshake with Memory』京都芸術センター(京都市)
2024年 『コールマイン未来構想 記憶を紡ぐ─炭坑文化の未来を考える』田川市美術館(田川市)
●受賞歴
2012年 第36回九州青年美術公募展河北記念賞受賞
2013年 第37回九州青年美術公募展審査員特別賞受賞
2019年 スターツ出版『47都道府県のクリエイターが表現するMY HOME TOWN ~日本のローカルスタンダード~展』入賞
2021年 単著『炭鉱と美術ー旧産炭地における美術活動の変遷ー』アートドキュメンテーション学会賞

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